スクリーンタイムの「制限を無視」を防ぐ方法(抜け道と対策)
制限は設定した。でも「あと15分」を押してしまう。設定で防げる範囲と、設定では防げない部分の補い方を分けて書きます。
結論
「制限を無視」のボタンは、スクリーンタイム・パスコードを設定し、各制限の「制限終了時にブロック」(休止時間なら「休止時間中にブロック」)をオンにすると、パスコードなしでは押せなくなります。
ただし、パスコードを自分が知っている限り、完全には防げません。設定でできるのはここまでで、残りは「パスコードを自分で入力できない状態にする」運用で補います。
手順:「制限を無視」にパスコードを要求する
- 設定 › スクリーンタイム › スクリーンタイム・パスコードを使用 をタップし、4桁のパスコードを2回入力します。続けて、Apple Account でパスコードをリセットできるようにするか聞かれます。これは忘れたときの復旧用です。
【スクショ:設定 › スクリーンタイム › スクリーンタイム・パスコードを使用】
- 設定 › スクリーンタイム › アプリ使用時間の制限 を開き、制限ごとに「制限終了時にブロック」をオンにします。
【スクショ:アプリ使用時間の制限 › 各制限 › 制限終了時にブロック】
- 設定 › スクリーンタイム › 休止時間 で「休止時間中にブロック」をオンにします。
【スクショ:設定 › スクリーンタイム › 休止時間 › 休止時間中にブロック】
- 確認します。制限に達したアプリを開き、「制限を無視」をタップしたときにパスコードを求められれば、設定は完了です。
【スクショ:制限中のアプリ画面 › 制限を無視 › パスコード入力】
ここまでで、「あと1分」「あと15分」「今日は制限を無視」は、パスコードなしでは選べなくなります。
よくある抜け道と対策
1. パスコードを自分で入力する
いちばん多い抜け道です。対策は、家族や友人にパスコードを決めてもらい、自分は知らない状態にすることです。一人暮らしなら、紙に書いて封筒に入れ、取り出すのに手間がかかる場所に置く人もいます。
Apple Account でのリセットを設定していると、「パスコードを忘れた」から自分で復旧できてしまいます。人に決めてもらう場合は、この点も合わせて考えます。
2. Safari で Web 版を開く
アプリを止めても、ブラウザで同じサービスを開けます。対策は、アプリ使用時間の制限で対象に「Web サイト」を追加することです。設定 › スクリーンタイム › コンテンツとプライバシーの制限 › コンテンツ制限 › Web コンテンツ から、特定のサイトを「許可しない」に入れる方法もあります。
3. アプリを削除して入れ直す
設定 › スクリーンタイム › コンテンツとプライバシーの制限 › iTunes および App Store での購入 で、「アプリのインストール」を「許可しない」にします。同じ画面に「アプリの削除」の項目もあります。
4. 日付と時刻を変える
過去の iOS では、日付と時刻を変えて休止時間の外に出る抜け道が知られていました。iOS のバージョンによって動作が違うため、ここは実機で確認します。設定 › 一般 › 日付と時刻 の「自動設定」をオンにしておき、コンテンツとプライバシーの制限で変更を止められるかどうかを確かめます。
5. スクリーンタイムをオフにする
パスコードを設定していれば、スクリーンタイムをオフにする操作にもパスコードが要ります。
6. 別の端末(iPad・Mac)で見る
設定 › スクリーンタイム › デバイス間で共有 をオンにすると、同じ Apple Account でサインインしている端末に同じ設定が広がります。
7. 通知やウィジェットから中身を見る
通知のプレビューで内容を追ってしまう場合は、設定 › 通知 で、そのアプリの通知を切ります。ウィジェットはホーム画面を長押しして外します。
ほかの選択肢
- 設定だけで済ませる:この記事の手順で、ほとんどの抜け道は塞げます。残るのは「自分がパスコードを知っている」ことだけです。
- 家族に管理してもらう:ファミリー共有で、家族の端末から自分のスクリーンタイムを管理してもらいます。パスコードを知らない状態を作る、いちばん確実な方法です。
- ブロックアプリ:解除に手間をかける設計(解除まで一定時間待たせる、ブロック中は解除できない、など)のものがあります。どのアプリがどこまで厳しいかは、各アプリの公式サイトで確認してください。
muupo の位置づけ
muupo は、解除できないモードを持ちません。ブロック中に muupo を開いて「今日はここまで」を押せば、その場で終わります。その代わり、ブロックしている間に小さないきもの muu が眠って育ち、スマホを置いておく理由が一つ増えます。
「どうやっても解除できない状態がほしい」人には、この記事のスクリーンタイムの設定か、厳しい解除条件を持つアプリの方が合います。「設定はしたけれど、結局無視してしまう」人には、無視しない理由として muupo が合うことがあります。iOS 向けに、この冬 App Store で公開予定です。
まとめ
- スクリーンタイム・パスコード + 制限終了時にブロック(休止時間中にブロック)で、「制限を無視」にパスコードが要るようになります
- Web 版、再インストール、時刻変更、別端末は、それぞれ設定で塞げます(時刻変更は実機で確認)
- 最後に残るのは「自分がパスコードを知っている」こと。人に決めてもらうか、ファミリー共有で管理してもらいます
- 縛るより置いておく理由がほしい人には、muupo のようなアプリも選択肢になります