iPhone で特定のアプリだけ使えない時間を作る方法
夜の2時間だけ SNS を開けなくしたい、勉強中だけ動画アプリを止めたい。iPhone の設定でどこまでできるか、手順と限界をまとめます。
結論
iPhone だけで「このアプリは夜は使えない」という時間を作るなら、スクリーンタイムの「休止時間」と「常に許可」を組み合わせます。休止時間はすべてのアプリを止める機能なので、使いたいアプリを「常に許可」に入れて例外にする、という逆向きの設定になります。
「1日に合計1時間まで」のように上限で止めたいときは「アプリ使用時間の制限」を使います。こちらは時間帯ではなく合計時間の設定です。
時間帯と対象アプリをそのまま指定したい場合は、ブロックアプリという選択肢もあります。記事の後半で、設定だけで足りる人とアプリが合う人の違いを書きます。
手順A:休止時間で「夜はこのアプリを開けない」を作る
- 設定を開き、「スクリーンタイム」をタップします。初めて使うときは「スクリーンタイムをオンにする」から進みます。
【スクショ:設定 › スクリーンタイム】
- 「休止時間」をタップし、「スケジュール」をオンにします。開始と終了の時刻を決めます。「毎日」と「曜日ごとにカスタマイズ」が選べます。
【スクショ:設定 › スクリーンタイム › 休止時間】
- スクリーンタイムの画面に戻り、「常に許可」を開きます。休止時間中も使うアプリをここに追加します。電話とメッセージは最初から入っています。LINE、目覚まし、地図など、止めたくないアプリを足します。
【スクショ:設定 › スクリーンタイム › 常に許可】
- 「休止時間」の画面で「休止時間中にブロック」をオンにします。これがオフだと、止まったアプリの画面に「あと15分」などの選択肢が出て、そのまま使えてしまいます。オンにするには、スクリーンタイム・パスコードの設定が必要です。
【スクショ:設定 › スクリーンタイム › 休止時間 › 休止時間中にブロック】
この方法の弱点は、休止時間が「止めるアプリを選ぶ」のではなく「使うアプリを選ぶ」形になることです。許可し忘れたアプリはすべて止まります。夜に使う可能性のあるアプリを、最初に一通り「常に許可」へ入れておきます。
手順B:アプリ使用時間の制限で「1日の合計」を区切る
- 設定 › スクリーンタイム › アプリ使用時間の制限 を開き、「制限を追加」をタップします。
【スクショ:設定 › スクリーンタイム › アプリ使用時間の制限】
- カテゴリ(SNS など)を選ぶか、カテゴリを開いて個別のアプリを選びます。一覧の下にある「Web サイト」から、サイトも追加できます。
【スクショ:制限を追加 › アプリの選択】
- 時間を決めます。「曜日ごとにカスタマイズ」で、平日と週末を変えられます。
- 「制限終了時にブロック」をオンにして、「追加」をタップします。
注意点は、これが「何時から何時まで」ではなく「1日に合計何分まで」の設定だということです。夜だけ止めたい、という使い方には向きません。
手順C:自分で解除しにくくする
設定 › スクリーンタイム › スクリーンタイム・パスコードを使用 で、4桁のパスコードを決めます。これを設定しておくと、制限の変更や「制限を無視」にパスコードが要るようになります。
自分で決めたパスコードは自分で入力できてしまうので、家族に決めてもらう人もいます。抜け道とその対策は、別の記事「スクリーンタイムの「制限を無視」を防ぐ方法」で扱います。
ほかの選択肢
- 集中モード(設定 › 集中モード):通知を止め、ホーム画面のページを隠せます。アプリ自体は開けるので、「目に入らないようにする」までの機能です。
- ファミリー共有:家族の端末から自分のスクリーンタイムを管理してもらう方法です。本人がパスコードを知らない状態を作れます。
- ブロックアプリ:時間帯と対象アプリを一つの画面で決めるものが多く、設定の手間が減ります。多くは iOS のスクリーンタイムの仕組みの上で動くため、電話や設定を止められない点は同じです。無料のもの、月額のものがあります。料金と機能は各アプリの公式サイトで確認してください。
muupo の位置づけ
muupo は、ブロックアプリの一つです。「これから2時間」か「毎晩22時から朝7時まで」のように時間を決め、ブロックするアプリを選びます。ブロックしている間は、画面の中の小さないきもの muu が眠って育ちます。
スクリーンタイムと同じ仕組み(Family Controls)を使うので、止められないアプリがあることは変わりません。途中でやめるときは、muupo を開いて終了します。解除できないモードはありません。iOS 向けに、この冬 App Store で公開予定です。
iPhone の設定だけで足りる人には、この記事の手順Aで十分です。設定の手間を減らしたい人や、置いておく理由がほしい人には、muupo のようなアプリが合います。
まとめ
- 特定のアプリを夜だけ止めるなら、休止時間 + 常に許可 + 休止時間中にブロック
- 1日の合計で区切るなら、アプリ使用時間の制限 + 制限終了時にブロック
- どちらもスクリーンタイム・パスコードを設定しないと、その場で解除できてしまいます
- 時間帯と対象アプリをそのまま決めたいなら、ブロックアプリ(muupo もその一つ)