iPhone で特定のアプリだけ使えない時間を作る方法

夜の2時間だけ SNS を開けなくしたい、勉強中だけ動画アプリを止めたい。iPhone の設定でどこまでできるか、手順と限界をまとめます。

この記事の iOS の手順は iOS 18 時点のものです。公開前に実機で確認します。画面の名前は iOS の設定アプリの表記に合わせています。

結論

iPhone だけで「このアプリは夜は使えない」という時間を作るなら、スクリーンタイムの「休止時間」と「常に許可」を組み合わせます。休止時間はすべてのアプリを止める機能なので、使いたいアプリを「常に許可」に入れて例外にする、という逆向きの設定になります。

「1日に合計1時間まで」のように上限で止めたいときは「アプリ使用時間の制限」を使います。こちらは時間帯ではなく合計時間の設定です。

時間帯と対象アプリをそのまま指定したい場合は、ブロックアプリという選択肢もあります。記事の後半で、設定だけで足りる人とアプリが合う人の違いを書きます。

手順A:休止時間で「夜はこのアプリを開けない」を作る

  1. 設定を開き、「スクリーンタイム」をタップします。初めて使うときは「スクリーンタイムをオンにする」から進みます。
    【スクショ:設定 › スクリーンタイム】
  2. 「休止時間」をタップし、「スケジュール」をオンにします。開始と終了の時刻を決めます。「毎日」と「曜日ごとにカスタマイズ」が選べます。
    【スクショ:設定 › スクリーンタイム › 休止時間】
  3. スクリーンタイムの画面に戻り、「常に許可」を開きます。休止時間中も使うアプリをここに追加します。電話とメッセージは最初から入っています。LINE、目覚まし、地図など、止めたくないアプリを足します。
    【スクショ:設定 › スクリーンタイム › 常に許可】
  4. 「休止時間」の画面で「休止時間中にブロック」をオンにします。これがオフだと、止まったアプリの画面に「あと15分」などの選択肢が出て、そのまま使えてしまいます。オンにするには、スクリーンタイム・パスコードの設定が必要です。
    【スクショ:設定 › スクリーンタイム › 休止時間 › 休止時間中にブロック】

この方法の弱点は、休止時間が「止めるアプリを選ぶ」のではなく「使うアプリを選ぶ」形になることです。許可し忘れたアプリはすべて止まります。夜に使う可能性のあるアプリを、最初に一通り「常に許可」へ入れておきます。

手順B:アプリ使用時間の制限で「1日の合計」を区切る

  1. 設定 › スクリーンタイム › アプリ使用時間の制限 を開き、「制限を追加」をタップします。
    【スクショ:設定 › スクリーンタイム › アプリ使用時間の制限】
  2. カテゴリ(SNS など)を選ぶか、カテゴリを開いて個別のアプリを選びます。一覧の下にある「Web サイト」から、サイトも追加できます。
    【スクショ:制限を追加 › アプリの選択】
  3. 時間を決めます。「曜日ごとにカスタマイズ」で、平日と週末を変えられます。
  4. 「制限終了時にブロック」をオンにして、「追加」をタップします。

注意点は、これが「何時から何時まで」ではなく「1日に合計何分まで」の設定だということです。夜だけ止めたい、という使い方には向きません。

手順C:自分で解除しにくくする

設定 › スクリーンタイム › スクリーンタイム・パスコードを使用 で、4桁のパスコードを決めます。これを設定しておくと、制限の変更や「制限を無視」にパスコードが要るようになります。

自分で決めたパスコードは自分で入力できてしまうので、家族に決めてもらう人もいます。抜け道とその対策は、別の記事「スクリーンタイムの「制限を無視」を防ぐ方法」で扱います。

ほかの選択肢

muupo の位置づけ

muupo は、ブロックアプリの一つです。「これから2時間」か「毎晩22時から朝7時まで」のように時間を決め、ブロックするアプリを選びます。ブロックしている間は、画面の中の小さないきもの muu が眠って育ちます。

スクリーンタイムと同じ仕組み(Family Controls)を使うので、止められないアプリがあることは変わりません。途中でやめるときは、muupo を開いて終了します。解除できないモードはありません。iOS 向けに、この冬 App Store で公開予定です。

iPhone の設定だけで足りる人には、この記事の手順Aで十分です。設定の手間を減らしたい人や、置いておく理由がほしい人には、muupo のようなアプリが合います。

まとめ